2月の始まり

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カフェ・リーフ このカフェは店内に沢山の観葉植物を立ち並べ、来店するお客さんに目での癒しとお腹へのサービスを売りにしているこの町一番のヒーリングカフェ(僕限定)である。 カラン… 「あ、空純君いらっしゃい。今日も来てくれたんだね?いつもありがとうございます。」 店に入るや僕にあいさつしてくれたこのお兄さんは、葉二 守(ハニ マモル)さん。 まだ20才なのに、このカフェのマスター(店長)さんである。 「こんにちは、守さん。今日は友達も一瞬です。」 「こ、こにちわ!」 …こにちわ?どうしたんだろう下北さん。 と、僕が下北さんの異変に戸惑っている間に、守さんは優しく笑うと『はい、こんにちは。』そう下北さんに返事を返していた。 「じゃあ、好きなところに座ってて今メニューとお水を出すからさ。」 守さんはそう言って僕達を店内に入れ、自分はカウンターへと歩いていった。 「じゃあ、天気も良いからテラスで…」 僕がそう言って、店の外のテラスに行こうとした時、僕の鼻先に何か冷たいモノがかかった。 …雨である。 今朝の天気予報が見事に当たり、外は一気に雨空に変わっていた。
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