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「あ…め……はぁ~。」
「リョータ?」
「あ、ごめんね下北さん。テラスは無理みたい、仕方ないから窓側に座ろうか?」
「だな!ま、この雨じゃ仕方ねーよ!」
彼女はそう笑うと、また僕の背中をバシバシ叩いて適当な席を探し座った。
「さ?何を食べますか?」
僕は先ほど、守さんが持ってきてくれたメニューを眺めながら、下北さんに聞いてみた。
すると、下北さんは『リョータがいつも食べているやつを食べたい。』と言ってきたので、僕はサラダウィッチとポタージュを二つづつ頼んだ。
数分後
皿に綺麗に調理された二つのサラダウィッチとポタージュが、僕達の前に置かれた。
「さ、食べ下さい。」
「あ、ああ………っ!?美味しい!」
下北さんは、僕に言われるがままサラダウィッチを一かじりすると、とても美味しかったらしくその後は夢中でサラダウィッチを食べていた。
「ポタージュも飲んでみて下さい。ここのポタージュは世界一美味しいですから。」
そう僕が勧めると、下北さんは静かにポタージュを口に運ぶと『スッゴイ美味い!』そう言って、ポタージュを二杯平らげた。
それから、僕達はしばらく昼食に舌づつみした。
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