最後の別れ

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僕のわがままで 君との別れを勝手に決める。 伴に歩いて行くと誓ったあの日 なごり雪が僕らをつつむ 震える君の肩を抱き 無理矢理キスした。 いつまでも 震える君を見つめ そっと手を握った。 あの時 君と約束した 花祭りも 行けないまま今は、ひとりこの町の外れ いつもの酒場で飲んだくれ なごり雪だけがあの日と同じ 僕の心に 降積もる
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