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想い、は……
くるくる、くるくる…
螺旋のように渦になって…回っていく。
俺の想いと
雪絵ちゃんの想い…
きっと、同じ気持ちでは無いのだろう。
俺だって、最初に声を掛けたときはこんなふうになるなんて、思わなかったけど…
少し、ずれていてもいい。
君を、俺の腕に抱けるなら。
俺の中の熱が、蒸発できずにくすぶっている。
ああ、今すぐ。
抱き締めて、めちゃくちゃに愛したい。
二人で、どろどろに溶けて…
快楽の、渦の中に…
熱情の、螺旋に…
何故、こんなに好きになった?
抱いても抱いても、何回逢っても消えることがない、灯。
なんで、こんなに苦しいんだ。
近くにいるのに。
手も握れるのに。
口づけだって…
だめだ、だめだ。
溺れていく……
渦……
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