7/11
前へ
/88ページ
次へ
彼女の唇は少し冷たく感じた。体が冷えたのかもしれない。 口腔を犯しながら、腰に回した手を、そっと臀部に移動する。 そっと撫でると、声が漏れた。 「怜…怜…」 名前を呼ばれて、俺は興奮する。 彼女の声は甘く、艶やかで、俺の男の部分をくすぐってくる。 「何その声…やらしい」 スカートを捲る。 下着のレースの部分を指で感じると、更に興奮する。 「やらしい下着、つけてるでしょ」 違う、と彼女は言った。 「ね、怜…人が見てるよ」 「関係無いよ、そんなの」 「だって、こんなこと…いけないことだよ」 彼女は捲ったスカートを、元に戻そうと必死だ。 「少しだけ、だよ。少し触りたいんだ」 いいでしょ?と言って耳を噛んでみる。 「あっ…」 「雪絵ちゃんこそ、声出しちゃダメだからね」 ふるふると震えて、可愛く頷く。 丸い胸を、服の上から撫でた。 びくっと反応し、それから小刻みに震える。 声を出してはダメと言ったことは、彼女にとって興奮する要素の一つになったようだ。 吐息だけが、俺に聴こえてくる。 たまらなく、可愛かった。
/88ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6307人が本棚に入れています
本棚に追加