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―――……
「付き合ってはないの?」
『えっ!!?』
春物の服を買いにきた店内で、彩にサクとの関係を聞かれた。
『付き合っては…ないけど…気持ちはバレてるだろうなぁ…』
「なにソレ…」
春物の可愛いワンピースの値段を見ながら、険しい顔をして、彩は呆れたように笑う。
『買わないの?』
「すごく欲しいんだけど、予算オーバー…。このワンピース買うと…他に何も買えない」
彩の手にしてるワンピースの値段を見て納得してしまう。
『確かに…高校生の私達には痛いね…』
「いいや、あきらめる。先にご飯しない?」
『うん。何食べようか?』
私と彩はメニューを口にしながら、服屋さんをあとにした。
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