4409人が本棚に入れています
本棚に追加
その日の晩、お風呂から上がり、テレビを見ていた私の携帯が鳴った。
サクからのメールだった。
【ちーちゃん、お土産買ってきてくれた?】
【えっ?】
【酷いっ!! あんだけ言ったのに…】
【冗談だょ。ちゃんと買ったょ! 明後日部活ある?】
【やったっ!? 明後日あるよ】
【私も明後日あるから、じゃあ明後日渡すね!!】
【解った、おやすみ!】
【ぅん、おやすみ】
携帯を机の上に置き、ベッドに寝転んだ私は、ストラップの袋を見つめながら、サクの笑った顔を想像しつつ…幸せな眠りについた。
最初のコメントを投稿しよう!