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亮にとっても悪い条件ではなかった。面倒臭い事は一切なく、自分の欲求も解消されるんだから。
私は結構モテる。
けど、好きだと言ってくる男には手を出さない。
感情が入ると約束は約束の意味をなさない。
感情的に詰め寄られる事は自分のペースを乱され兼ねない。
だから、恋愛感情はいらない。
私を好きだと言う男はいらない。
適度に女慣れして約束を守って私の身体を満たしてくれる男なら誰でもいい。
『飽きたら終わりだよ? まさか…私を好きになったとか?』
「んな訳ねーだろ!! こっちから終わらしてやるよ!!」
吐き捨てるようにそう言うと亮は壁を足で蹴り、無駄に大きな音をたてて部屋から出ていった。
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