1月3日

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ピンポーン……。 僕はチャイムが鳴ると限界に向かった。 ビンポン、ビンポン……ピンポーン。 その間もせわしなくチャイムは鳴り続ける。 「はいはい!今出るって!」 鍵を外すとすぐさま扉が開き、美雪が腕をさすりながら入ってきた。 「寒い!まったくもう……鍵ぐらい開けといてよね?」 そう言いながら美雪は僕にじと目を送ってきた。 「悪かったよ、でもしょうがないだろ? 今朝起きたら、急に遊びに来るなんてメール来てるんだから、掃除もままならないったら……」 コートをハンガーに掛けながら美雪は呆れた顔をした。 「今朝って……私がメールを送ったのは7時よ?いったい何時に起きたの?」 「えーと……確か12時過ぎ」 「12時って!凜は起きるのか遅すぎるのよ、今何時だかわかってる?」 そばにある時計を見ると1時少し前を指していた。 「えーと……1時?」 「起きてから1時間も立ってないじゃない、全くもお!」 美雪はやれやれと言った感じで部屋に入って行った。
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