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「ハハハッ!!姫様の難攻不落なお心を掴むとは、ますますそいつに興味を持ったよ!
由真公がずっと付きまとうくらいだから、そいつ案外カッコ良かったりするのか!?」
「うん!空はカッコいいよ~!!」
紗希は笑顔でそう言った。
「ハハハッ!!やっぱりか!!こいつは…待ってでも会う価値はありそうだな!!」
「…ソフィーお姉ちゃん…!…空お兄ちゃんに意地悪しちゃ…ダメ…!」
「ハハハッ!!ハイハイ!分かったよ!」
ソフィアはそう言いながらリムの頭を撫でると、そっと手を離して出入り口の方に歩いていった。
「紗希、あたしはアースリィホームを何日かぶらついてっから、そいつが来たら教えてくれ!
ってわけで、じゃあな紗希、ツインズ!」
ソフィアはそう言って軽く手を振りながら、この場を後にした。
「紗希姉…いいの?ソフィー姉たぶん手加減しないよ?」
「…お兄ちゃん…心配…」
「あはは~!大丈夫だよ~!!空は強いから~!!
それに、空の戦ってる姿も見たいしね~!!」
紗希は笑いながらそう言った。
ルーとリムは心配でならなかったが、待つことしかできなそうだった。
少しだけ物騒なつかの間の平和が幕を開けた。
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