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「えっ…?俺何もしてないぞ!?」
「分かってるわよ!」
この場にいる全員が目を疑った。
クラウ・ソラスはまるで自分の意志を持っているように動き、そして上下が反転した。
「…なぁみんな…。こんな真剣なときにこういうこと言うのもおかしいんだけど……あの窪みの意味が分かった気がする…」
クラウ・ソラスを見つめていた空は、少し冷静にそう言いだした。
「あら、偶然ね。私も分かった気がするわ…」
由真もそんな空と同じ考えにたどり着いた。
それは紗希とオルスカも同じらしく、大きく頷いた。
そしてクラウ・ソラスは開かれた扉の下の層にある大きな窪みの真上に到着した。
そしてクラウ・ソラスはそのまま降下していき、皆が思ったように、窪みの中にすっぽりと入っていった。
そしてその瞬間、見慣れた極光がクラウ・ソラスから放たれ、資料館は凄まじい光に包まれた。
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