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「……私…そんなんじゃないもん…」
「はははっ!!わりぃわりぃ!!大きくなりやがったな!!ルー!リム!」
ソフィアはそう言って、金色のかかったブロンドの髪を下げた双子、ルーとリムの頭を強く撫でた。
「ちょっと…ソフィー姉…痛いよ…!」
「…痛い…」
「はははっ!!まぁなんだ、お前らよく生き残ってたな?」
ソフィアはルーとリムを撫でる手を止め、そう言った。
「俺たちだってもう立派に戦えるんだぜ?」
「…それに…紗希お姉ちゃんに…守ってもらったから…」
リムはそう言うと、少し後ろにいた車椅子に乗った少女のところに駆けていき、覚束ない足取りで車椅子を押してきた。
「よぉアイスマン、随分不格好じゃねぇか」
「あはは~!ソフィー、久しぶりだね~!」
紗希は笑顔でソフィアにそう言うと、リムにお礼を言った。
「大戦以来か?まぁいい、で?何でそんな便利なマシンに乗ってるのさ?」
「あはは~!ちょっと昨日目が覚めたばっかりだから、まだうまく歩けなくて~!」
「紗希姉は…ジェネラルクラスを倒したときの怪我で3日近く眠ってたんだよ」
ルーの説明を受けたソフィアは、感心したような顔になって口を開いた。
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