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「ジェネラルクラスを倒したのか!?
なるほど…ひょっとして…氷刹空間を使ったのか!?」
「そうだよ~!しかも媒介を肉体にしちゃったからこの通り~!」
「ハハハハハッ!!そりゃ災難だったなぁ!!
あたしがいたらそんな奴二秒で八つ裂きか蜂の巣にしてやったんだけどな!」
しかし、ソフィアは紗希に同情を送ることもなくそう笑い飛ばした。
ソフィアらしいといえば、実にソフィアらしい行動であった。
「でもソフィー姉…紗希姉が倒したジェネラルクラスはかなり強かったよ?」
ルーも顔は笑っていたが、紗希のあの酷い状態を目の当たりにした事もあって、心から笑えてはいなかった。
そんな中途半端な表情を浮かべながら、ルーはソフィアに向けてそう言った。
「オイオイ…ルー坊ちゃん…あたしを誰だと思ってんだ?
あたしが強いの知ってんだろ?」
「…まぁね…。ソフィー姉がいたらもっと戦いが楽だったよ」
「だろ?なのにあたしはアメリカで一人お留守番だったんだぜ?
こういうときこそ遊軍のあたしを出すべきだろってんだよ…。
なぁ!?」
「ははは…ソフィー姉機嫌良いみたいだね…」
ソフィアの笑顔に、ルーは思わず苦笑いをしていた。
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