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そこからの私は本当にどん底みたいだった。
拭っても拭っても出る涙。
悲しいから大好きなミスチルを聴いた。
ミスチルは世界一好き。
だから頑張らなきゃ。
涙が出ても明日は来る。
何度も問うた。
「私が間違ってるの?」
何度も言った。
「私は間違ってない」
…だから悔しい。
『お前をクビにするそこがおかしいね。客が言うんだから間違いないよ』
『純にはそこはふさわしくないよ!』
『純頑張ってたじゃん!』
『純いないならもういかね。』
お客さん達の声が本当に支えだった。
たった三ヶ月やそこらしか居なかったのに、そんな風に言ってくれたお客さんに救われた。
その時のメールは未だ残っている。
一人暗い部屋で泣きながら音楽を一曲だけエンドレスリピートしていたら、あゆちゃんから『何してるの?』とメールがきた。
現状を伝えたらすぐさま電話がかかってきた。
「ちょっと!!!(笑)」
えっ?
「ビックリしたよ!エンドレスリピートって!ヘアメの人と笑っちった!」
とあゆちゃんが笑っていた。
「駄目だよ!その曲は!せつないから!!てかせめて電気つけて(笑)」
あまりの暗さに驚いたあゆちゃんがくれた電話で、少し元気になれた。
完全に気力も何もなくなった私が、絶対に見ても得はしないあのサイトを見て更に気力をなくした。
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