分かって

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快晴。 雲一つ無い空は久しい気がする。 「ロン、私ね、幸さんの事大好きだよ。でもね、隆さんも宗太さんも大好き」 ロンは華の足元に纏わりついて、話しを聞いているように見えた。 「幸さんの好きは特別なんだけど、それはどんな特別なんだろうね……って、ロンに聴く事じゃないか」 キュンッと鳴く友達を抱き締める。 温もりが伝わり、少し切なくなった。
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