分かって

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宗太と別れ、家に着くと、まずロンの縄を解いてやる。 「わんッ」 「あッ…ロン」 走り出したロンを追い、リビングを覗くと、ソファに掛けている幸祐の膝の上に座っていた。 「…おかえり」 そんな言葉すら、何故こんなにも愛しいんだろう。 「ただいま…戻りました」 胸がいっぱいになって、 (あぁ、恋してる) なんて思う。
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