初依頼②

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「あっ!!ジークは魔術って使えるの?」 クラックはいきなり聞く。 「…魔術って人間の精神力を使って奇跡を起こす?」 「まぁひらたく言えば…昔の感覚ってあったりしないの?」 クラックは半分興味をもってジークをみる。 「んー微妙…。」 それもそうだ。 精神力を礎にした魔術や、知識を礎にした錬金術みたいなものを記憶がなくなったジークが使えるハズもない。 「…でもアナタから莫大な魔の気を感じるの。」 オリヴィエは不思議そうにいう。   術師のオリヴィエに限らず実力がある人は相手の気を感じられるらしい。 クラックは槍を主とした槍術・体術が中心で魔力はあまりないからわからないワケだ。   「じゃぁおれってすごいのかなぁ!?」 調子にのるジークに 「使えないなんて宝の持ち腐れ」 とクラックは笑ってツッこむ。
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