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LV30の剣士二人とLV23の魔法使いが狂獣バッファローと戦闘を開始した。
剣士1
「剣技、神風真空乱れ切り!」
バッファローは角で攻撃を受け止め、そのまま剣士を吹っ飛ばした!
剣士2
「嘘!?あれが効かねえのか?よし、魔法使い!あわせ技だ!」
魔法使いは炎の魔法を剣士の持つ剣にかけた。すると、剣が炎の剣へと変化した!
剣士2
「獣系は、炎にビビるからな!くらえ、炎刃狂連斬!!」
剣士2が剣を構えた瞬間…バッファローは氷のブレスを吐き出して剣の炎を消してしまった!
魔法使い
「にゃんと!?突然変異の狂獣じゃと!?あれは、ワシらでは歯が立たないぞ!援軍要請じゃ!」
神殿の放送が、腕に覚えのある転職希望者に協力を要請するが…誰も動かない。
バッファローは、今にも二人に襲いかかろうとしていた!
その時、神殿のドアが開き…あの女戦士が現れた。
魔法使い
「おぉ!加勢してくれるか?お主のレベルに合わせて作戦を…」
女戦士
「必要ないわ。大体、剣技やら魔法やらに頼っていてはLVの高い狂獣を倒すことはできないわよ」
女戦士は、使い込まれた大剣を構えてバッファローを睨みつける。さっきまで余裕すら伺わせていたバッファローの表情が一変して険しくなり、うなり声をあげた。
バッファローの突進を剣で弾く!凄まじい衝突音が響き、バッファローの攻撃が女戦士を真上にかちあげた。
言わんこっちゃない!
誰もがそう思ったが、女戦士は空中で体勢を整え見事に着地した。
再びバッファローが突進しようと大地を蹴る!しかし、何やら様子がおかしい…ズルズルと角が下がってきている!?
角は、二本とも地面に落ちた。
剣士2
「あの激突の最中、切り落としたというのか!?」
微かな恐怖を感じているのだろうか?バッファローは、ほんの少し後ずさりをする。
女戦士
「私は、これから商人になる。売るのが商売だが、時には買うのも商売だ。この喧嘩、続けるなら…大枚はたいて買ってやるぞ?」
バッファローは、氷のブレスを吐き出して女戦士を攻撃した!
女戦士
「毎度ありぃ!」
女戦士は剣を地面に突き刺し、その柄(剣などを持つ部分)を踏み台にしてジャンプ!ブレスを飛び越え、バッファローの真上に飛んだ!
魔法使い
「凄まじい跳躍力!見事と言いたい!だが、他に武器を持っているようには見えないが…どうするつもりじゃ!?」
答えは単純明快!女戦士は…素手でバッファローの額を殴りつけた!
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