暗闇の光り

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  蝉の声すら聞こえない。 蒸し暑い暗い一室。 ベッドのきしむ音。 時折、微かに聞こえる妖艶で淫靡な声ともならないカナの声は響いた。 その声に反応するように男の動きは早さを増した。   男は体のあつさをどうすることも出来ず全てをカナに注ぎ込んだ。    
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