三章「天上院明日香」

2/8
前へ
/245ページ
次へ
石原法子 LP 4000 手札4枚 場:「異次元の女戦士」   伏せカード1枚 天上院明日香 LP 4000 手札5枚 場:無し まずは守りを固める戦術だ。 相手の出方次第で、柔軟に対応できる布陣よ。 「私のターン。ドロー! コマンドナイトを守備表示! 守備力1900よ。 このカードが存在するとき、自分フィールド上の戦士族の攻撃力を 400ポイントアップさせるわ。 そして伏せカードを1枚セットし、ターンエンドよ。」 石原法子 LP 4000 手札4枚 場:「異次元の女戦士」   伏せカード1枚 天上院明日香 LP 4000 手札4枚 場:「コマンドナイト」   伏せカード1枚 むむむ。 まずはお互いに壁モンスター、伏せカードをセットと来たか。 こうなるとお互いに攻め辛い。 しかし、あたしの手札には、モンスター破壊のカードが手札にある。 「あたしのターン!ドロー! 手札から魔法カード、シールドクラッシュを発動するわ。 その名の通り、フィールド上の守備表示のモンスター1体を破壊する! 明日香さんのコマンドナイトを破壊よ!」 盾を構えていた女剣士が四散する。 これで、ようやく直接攻撃ができるようになったわけだ。 伏せカードが多少気になったが、今が好機と、あたしは攻め込むことに。 「クリッターを召喚よ。 攻撃力は1000、 このカードは墓地に送られたとき、デッキから攻撃力1500以下の モンスターカードを手札に加えることが出来る。 行くわよ! モンスターで攻撃!まずは異次元の女戦士!」 この攻撃が通れば、2500ものライフを削れる。 しかし、女王と呼ばれるほどの天上院明日香は甘くなかった。 「甘いわね。リバースカード! 炸裂装甲!攻撃してきたモンスター1体を破壊する!」 何てことだ、異次元の女戦士が消滅した為、ダメージを与えることが出来なくなってしまった。 「う……仕方ない…… 更にクリッターで攻撃よ!」 「くぅ!まだまだ!」 天上院明日香 LP 3000 ライフを削れたものの、まだまだ彼女には余力がある。 とりあえずこちらの伏せカードは残っているので、 まだ安心できると言える。 「私はターンエンドよ!」
/245ページ

最初のコメントを投稿しよう!

280人が本棚に入れています
本棚に追加