1.巡り会い

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1982年02月28日 僕はこの世に生まれた。 生まれた直後の記憶なんか、今はひとカケラも残ってなんかいない。 覚えていない。 だけどあの頃と今を比べると遥かにあの頃の方が自由で自分らしかったのかもしれない。 過去に戻れたら。 そんな無意味な事、考えるたびに今まで生きて歩んだ道を否定するようで嫌になる。 きっとみんなだって同じ事を思った事があるに違いない。 だがしかし今在る自分や今まで知り合って来た人を無駄にしてはいけない。 人は人に何かを学び、何かを得て、支えて、支えられてこそ生きて行けるものだと思う。その出会えた人は、ひとつ違えば他人で名前も顔も知らない人になっていたのかもしれない。 だから僕はそんな人たちと出会えたことを偶然ではなく奇蹟と呼ぶ。 奇蹟なんかはそうそう起きるものではない。そう最後に思ったのはいつだったかなぁ? 未知数の確率の中で、きっと会わなきゃいけないから会えた人と会えた事を今日も人知れず喜びを噛み締める。 さてそんな奇蹟の中で起こったさまざまな体験やエピソードや考えさせられた事などをこれから日に日にここに綴っていこうと思う。
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