青空

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青空

そして、 姫羅は 僕に謝った。 僕は何故だか 分からなかった。 姫羅の目には 涙がたまっていたが それを 隠すように 姫羅は上を向いた。 そして ゆっくりと僕に 言った。 『一人で悩まないで…??』 『頼りないかもしれないけど』 『私が傍に居るから…』 『あなたの傍にいたいから…』 そして、 『あなたが好きだから…』 と。 僕はそれを聞くと 姫羅をぎゅっと 抱きしめた。 『ありがとう』 姫羅のおかげで 僕の心には光がさした。 そして 空も さっきの雨が 嘘だったかのように 青く澄み渡っていた。
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