―Prologue―

2/8
前へ
/39ページ
次へ
あ~…暇だ…。 最近の新たな1日はこうして始まる。 いい加減寝るか…? だけど、まだ眠くない…。 時計はすでに12時を指している。 今から寝ても起きるのは1時… 多分12時間以上寝るだろう…。 眠くない。 たった今クリアしたゲームは飽きたし、新しいのを買う金は無い…。 暇になる…。 彼の名前は綾樫憐(あやかしれん) 卒業を間近に控えた高校3年生だ。 通う高校は学力・特色共に平凡な私立高校。 入試は無理せず、近場の私立に入学し、とりあえず剣道部を3年続けてきた。 そして、大学も無理はせず、地元私立を受けて合格。 3年生だけは卒業式まで学校が休みになり、自宅にいる事が多くなった。 しかし、その生活も最近は退屈そのものだった…。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1750人が本棚に入れています
本棚に追加