Vol.01 新メンバー

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「何してるんだよ!」 ソファーで資料を見ていた和泉が慌てて来ると、胸倉を掴んでいた俺の手を離させた。 「お前、こいつに真喜ちゃんなんて呼ばれてんのか?」 「うん、何回か打ち合わせしてる内にいつの間にかね。辞めてって言っても辞めてくれないから諦めた」 何だよそれ! 和泉の後ろの村上を睨みつけると、奴は煙草に火を点けソファーに戻って行った。 「拓ー、心配ならもう少し打ち合わせにも顔出そうねー」 ニヤニヤしながら声を飛ばす。 俺、村上の事嫌いなんてもんじゃない。 死ぬ程大っ嫌いだ!
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