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「で、今日二人に会わせてもらえるんですよね?」
俺の怒りなどお構いなしに、和泉はソファーに戻り村上に話かけた。
「おう!じゃ早速連れて来るから待ってろな」
煙草を消すと村上は部屋を出て行く。
「和泉、あいつに変な事されてねーだろうな?」
「何?変な事って?」
怪訝そうな顔を俺に向ける。
良かった。大丈夫そうだ。
村上のヤロー、本気か冗談か分かんねーけど和泉に何かしやがったら殺してやる。
「どうしたの?そんな怖い顔して」
和泉が俺の顔を覗き込むと、丁度ドアが開き村上が戻って来た。
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