~緑の章~

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~緑の章~

 緑の妖精王(森の王)アルフレッド・リーンレイクと、彼の住まいする         ムラオサ 森の側の村に住む村長の嫡子、エルンスト・カーライル、通称エリーとの恋模様。 ~その他の登場人物~ 【赤の谷のリムター】白魔法使い第一位の長。第二位が”龍の山”、第三位が”天空の海”、第四位が”白い高原”。妖精王達からリルタン(或いはリール)~愛する息子との意味がある~と呼ばれ、更に、父と呼ぶ事さえも許されし当代随一の大魔法使い。見た目は二十代後半。金茶の髪と紫の瞳を持った小柄で華奢な優男。かなりの二枚目。 【クール】リムターが親代わりとなり赤ん坊の時から育てていた、リムター最後の弟子。彼には秘密が…。 【ユーラ】アルフレッドさんに熱を上げていたレイク村の娘の一人。エリーと同い年。男勝りでお転婆だが、料理上手でお菓子作りと洗濯が趣味。 【カール】エリーの二歳上になるお隣りの坊や。只今、王都で歩兵をやっている。アルフレッドさんとエリーの関係に横恋慕して、エリーの父、村長を旨い事言いくるめ、祝言を上げようとするが…。 【栗鼠のリー】エリーに命を救われた、エリーの仲良しの栗鼠。 【キリアン】緑のアルフ。緑の殿には遠く及ばないが、彼も又、美しい青年。緑のアルフ特有のガッシリした体躯と金色の巻き毛、そして緑の瞳を持つ小僧。とは言っても、三百歳以上。だが、人間の歳に直すと子供から大人になったくらい。その若さを買って、エリーの世話係に指名した。 【レイク村村長夫妻】エリーの両親。 【ジョー】エリーの五歳下の弟。 【最長老】エリーの曾祖父。 【エリーの幼馴染み達】一様に口が悪いが、純朴な田舎の子供達。
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