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「林さん・・・なんで屋根の上に?」
朗雄がいぶかしむ様な表情で聞くと、バツが悪そうに、
「ゾンビに追い掛けられて、いつの間にか裏の駐車場に追い詰められてたわけ。仕方ないからハシゴを登って様子を見てたら、二人のお陰で駐車場からゾンビが移動したってこと。」
そして、
銃の選択を間違えたみたい。
と肩を擦った。
「今から大学に行くんだけど林さんはついてくる?」
と隆が聞くと、アミは
「大学行く前にウチに寄ってもらえない?最近銃器を扱い始めたから装備を整えられると思うけど?このショットガンも商品だし。」
と言って散弾をベルトでまとめたものを襷掛けに掛け、肩まで伸びた髪を掻き上げた。
「決まりだな。」
朗雄が言い、ハシゴまで歩き始めた。
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