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これは俺が前述にて紹介した悪友A、Bと三人で夜中、近所にある墓場へと遊びに行った時の話。
何故そんなところへ行くのかと問われれば、俺たちは馬鹿でオカルト好き、という説明で充分であろう。
早速墓場に着いた俺たちは、辺りを散策した。携帯のムービーを回しているB、カメラを構えて心霊写真をとってやろうとしている俺。Aは「あそこ気持悪そうだぜ」などとわめいている。
そのうちに怪奇現象は起こり始めた。
足音は付いてくるし、白い女は何回も目撃する。ついには電波さえ切れだした。
しかしこんなことくらいではテンションが下がらないのが俺たちクォリティ。
いまいち衝撃的な出来事が起こらないので、俺たちの行動はエスカレート。
この墓場は広く、敷地内には何故かフタをされている井戸が多数点在している。
俺たちはそれを暴き出した。えぇ、馬鹿ですいません。中学生だったので許してやって下さい。
暴くところを写メで撮ったり、ムービーで撮影していた。正直この時点で雰囲気はおかしかったのだが、決定的な収穫が無かったのでこのままでは面白くないと思っていたのだ。
しかし井戸でも何の収穫も得る事は出来なかった。
また俺たちは散策を始めた。
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