胸の高ぶり

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その日の夜、 快斗は今日見つけたガラス張りの棚のことが忘れられなかった。 胸が苦しいほどに脈打っているのが 快斗自身にも分かった。 こんな胸の高ぶる感じは 快斗にとって久しぶりのものだった。 その日はずっとホルマリン漬けのことだけを考えていた。
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