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雪「………変な……噂…」
願「そだね、私もそう思う。
だけど素敵だなとも思うの」
雪「…素敵?」
私はそんな願の言葉の意味が分からないので首を傾げる。
願はフフッと軽く笑ったあとに、こぉ続けた。
願「だって自分の夢ってさ…
叶えられないものの方が多いくらいなのよ?
それ故に諦めてしまう人が殆んどなの」
私は願の言った事に納得は出来るが、それでもまだ先程の言葉の意味が理解し難い。
黙ったまま願の続きを聞く。
願「自分だけではどうにもならない事を【夢の管理者】っていうよくも判らない人でも縋りたくなるのが私たち人間って生き物……そう考えると有り難いし素敵に思えるでしょ?」
雪「……そんな…もん?」
願「そんなものなのよ、夢ってのはね🎵」
雪「……そっか……」
何となくは理解できた私だが、それでもいまいち分からない。
でも夢とはそんなもんらしいので、それで良しとした。
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