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ずっとしばらく平穏だった街にちょっとした事件があった。
柳澤烈のいる柳澤組のシマである、スナック「湘風」で酒に酔ってる男が暴れているという連絡があった!!
その現場に急行したのが烈の舎弟でもある¨シンタ¨であった…
シンタが現場へ向かうとスナック「湘風」の中から
ドシャーン!!
ガシャーン!!!
と只ならぬ音が聞こえてきた…
シンタはドアを蹴りあけた!!
シンタ「おぉぁ!!こらぁぁ!!柳澤組じゃぁぁ!!!」
中に入るとガラス棚は壊され、テーブルなどは散乱し、およそ店とは解らない状態になっていた…
店のマスターは身の危険を感じ、既に外に逃げ出していたのではあった…
すると奥から野太くしゃがれた大声が聞こえた…
男「あぁ!!柳澤組だぁぁ?? こりゃありがてぇ そちらから出向いて貰えるとはなぁ!!」
男は1人ソファの上に横たわり、その店で一番上等かと思われるウイスキーをラッパ飲みしていた。
シンタ「てめぇ!!ここは柳澤組のシマだぞ!!てめぇは何処のもんだ!こらぁ!!」
男は笑みを浮かべながら立ち上がった。
その男の特徴は背は平均並で、痩せ型の細身であったが、不気味な程につり上がった目からは氷の様な冷ややかに光る眼光が印象的であった…
男「お前があの柳澤組のもんか!! 最強って聞く割には兄ちゃんは学生愚連隊みたいじゃねぇか!!笑わせてくれるのぅ…ククク」
シンタ「舐めんなぁこらぁぁぁぁ!!!」
シンタは逆上し男に飛びかかったが、飛びかかった瞬間真っ暗になった。
…すると頭の上から生暖かい液体が、大量に顔を伝い流れ落ちた。
それはシンタの大量の鮮血であった…
シンタは頭がぼぉ~っとし動けなくなった…
男「兄ちゃん!!頭をカチ割られた気分はどぉだい?? ワシは四国笹塚会系 星安会の葛西じゃ!!!」
葛西「ワシはこのシマ貰いに来たでぇ!!オタクの烈さんには残念ながら死んで貰いたいんや!!」
シンタ「うぅ…兄貴はお前ぇなんかにやられははしねぇよ…」
葛西「そーだろぉな!!だからお前には挨拶代わりにもぉ少し付き合って貰うぜ!!」
その男のてには割れて鋭利になったウイスキーのボトルがあった…
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