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シンタの目には鋭利に尖ったウイスキーボトルが写った…
ぐちゃ…
ぐちゃ…
っと鈍い音が店中に響く…
シンタの頭からは生暖かい駅が流れ、その液は顔面を伝い、シンタ体中を包み込んだ。
シンタの足下には真っ赤な鮮血が大量に流れて行くが見えた…
シンタ「(あ…俺…いま殺られてるんだ…なんだ生暖けぇな…気持ち悪りぃな…)」
シンタの意識が朦朧としてくる。
葛西「フン!!骨が無いのう!!柳沢さんはもちっと楽しませてくれるんかぃ??」
葛西はそぉボヤくと、血まみれになったウイスキーボトルをほおり店から出ていった。
…その直後、マスターの知らせを聞いた柳沢烈ら組員が店に押し掛けた!!
烈「シ…シンター!!!!!」
烈はシンタの肩を抱きかかえた。
シンタ「あ…兄貴ぃすみません…やられちゃいました…」
シンタの顔には安らかな笑みが浮かんだ…
シンタ「でもね…兄貴…こんなになっても全然痛くないっスよ…」
烈「もぉいい!!シンタ!!!しゃべるんじゃねぇぇ!!!」
シンタ「おれ…兄貴みたいに強くなりてぇっスよ…兄貴みたいに…」
シンタの頬を涙が伝った…
…烈等はシンタを救急病院へ運んだ…
シンタはすぐさま救急治療室に運ばれ、すぐに手術室のランプが点灯した。
医者が烈の前に訪れ、瀕死の出血多量な為、すぐに輸血が必要だという。
烈「先生!!!俺の血を使って下さいぃ!!!」
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