その男の名は…

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  堅く重たいドアが部屋の中まで吹っ飛び、アジトの中は蟻の巣をつついたように慌ただしくなった!!     烈「トオル!!そこにいるのか??」     中村組組長「くそ!!何て馬鹿力だ… おめぇら騒ぐんじゃねぇぇ!!」   トオル「あ、兄貴ぃ…グスン…」     中村組組長「おやおや!!柳澤組のお坊ちゃん!! 血相を変えて一体どーなすったんですか??クククク…」     烈「おめぇらがウチの島で薬をさばいてるのは、調べがついてるんだ!! 観念して貰おうか!! あとウチのトオルを返して貰おうか!! …トオル待たせたな。」     中村組組長「あぁ…コイツですかぁ??コイツはウチの組の事をコソコソと嗅ぎ回ってたんで、この部屋で拷問したんですょクククク… なんならこの小僧と交換に、柳澤組も密売を一緒にやりませんか??クククク」   烈「ふざけるなぁ!!」     中村組組長「おやおや…今の時代は麻薬ですょ~クククク 学生でもフリーターでも主婦でも気軽に快楽が手に入る… 中毒になればこっちが頼まなくても買ってくれるんですよ!! そんな馬鹿な愚民たちに快楽を与えてやって何が悪いんですかねぇ??」     烈「俺はそんなの許さねぇぇ!! そんなちっぽけな快楽で、人間を支配する気でいるんじゃねぇぇ!!」     中村組組長「おやおや!!やっぱりお坊ちゃんは頭が固いねぇクククク… お前もここで死んで貰おうか!! ウチも遊びでやってんじゃねーんだょ!!! お前等!!この馬鹿力のお坊ちゃんに解らせてやれ!!!」   うぅぅす!!!!!!!    烈らに中村組組員総出でかかって行った!!!!  
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