3人が本棚に入れています
本棚に追加
これを読んだアリシアは愕然とした
自分の中にある魔女の力に…
「ひぇん…私…」
瞳いっぱいに涙を溜めるアリシアを見て、ひぇんは実感する。
“自分と王妃アリシアは釣り合わない存在”なんだと…
短い時の中をひぇんとアリシアは共にした
アリシアは手で顔を隠し静かに涙する
ひぇんは今までの事がすべて、頭の中でスクリーン映像のように流れていた。
1番はじめ……
指輪を無くして泣いていたアリシアに出会った時の事
太陽石を貰った事
一緒に逃げた事
森で魔女に出会った事
人間にしてもらった事
10年の時を共にした事
碧い鳥の王子に会った事
戦った事
魔女が死んだ事
そして……今…静かに涙するアリシアの事
それら全てを思い出す
最初のコメントを投稿しよう!