-雨-

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-雨-

雨の中 一人たたずむ 涙流れているのかも 分からない ずぶぬれになっても 苦にならない 雨が 君の温もりを 消してくれる こうして 雨にうたれていると 君の笑顔が 浮かんできて やけに眩しいんだ そんなに優しく 笑いかけないで 悲しいから 君の笑顔が スキなんだから 今度はしっかり これは 涙なんだと自覚する 君の隣にたつべき人は 私じゃなかった そう分かっているのに やっぱり私は 君が『運命の人』 そう思えてならないんだ 君への思いも 雨と一緒に 流れていったなら 楽になれるのに 君は意地悪で そんな簡単に 忘れさせてくれないんだ そして 忘れたくないと どこかで私も 思ってしまう 雨上がりの 虹を見つめる すぐに消えてしまう まるで 君のようだけれど 私は これからもずっと 君を愛しています 目の前から消えて 見えなくなってしまっても。。
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