大事件が起こる⁉

3/7
前へ
/45ページ
次へ
紗江子はみんなから少し離れた所に一人立っている。 「なんかあったの?」 私の隣にいた奈緒美に聞いた。 『知らない。 私はあの二人に話があるって呼ばれたの。』 奈緒美もなんで紗江子が一緒にいるのかわからないらしい。 紗江子と尚斗の二人は何かを考えこんでいる感じの顔だった。 「紗江子なんかあったの?」 私は紗江子に聞いた。 『……』 『…なんでみんなもいるわけ?』 紗江子は少し怒っている感じがした。 『みんながいる前での方が冷静でいられるだろう。』 そう尚斗は言った。 いったい何があったんだろう。 『ねぇ~何があったのよ!』 奈緒美は二人が何も言わずにいることにイライラしていた。 『…紗江子が…     妊娠した。』 そこにいた私たちみんな固まってしまった。 『…尚斗の・・子なの…?』 『………』 奈緒美の問いに尚斗はうなずいた。 『最低』 美樹と藍が同時に呟く。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加