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あれから、電話で話をするぐらいでみんなで遊んだりすることがないまま夏休みが終った。
紗江子と尚斗がどうなったのか私達3人はわからないままだった。
新学期を向かえ私たちは久しぶりに学校で顔を合わせた。
奈緒美はすっかり元気になっていた。
みんなも尚斗のことは触れずに夏休みの出来事を報告しあっていた。
時間ギリギリに紗江子がきた。
私たちは紗江子の方を見た。
紗江子は何か言いたげに側に来た。
『奈緒美、みんなもごめんなさい。』
紗江子が私たちに頭を下げた!
『私も尚斗と別れたの。』
『えっ』
妊娠したなんて嘘付いてまでも一緒にいたかったなんて言ってたのにどうしちゃったの?
『なんで?』
藍が聞いた。
『う~ん。
尚斗ね、私と奈緒美以外に他高のマジカノがいたんだ。』
『え~』
マジカノがいたなんて、尚斗はやっぱりろくでもない男だ。
みんなして最低だね。と言っていた。
『私はなんとなくわかってた。』
奈緒美が言った。
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