結末

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『知ってて付き合ってたの?』 『はっきりはわからなかったけど、一緒にいるときに何度か電話来たりしてて、電話口から女の声が、聞こえたりしてたからもしかしたらって思ってはいたんだけどね…』 やっぱり奈緒美も相当好きだったんだろうな。 「恋は盲目って言うから、嫌な所は見えてても見えてないってなちゃうのかもね!!」 私がそう言うと回りも頷いた。 なんであんな最低な男に、みんなは惚れてしまうんだろうな。 一回に何人もの女の子を手玉に取れるんだから口がうまかったりどっか引かれる部分があるんだろうけど私はこんな男はごめんだな。 『ま~もうあんなやつの事は忘れて新しい出会いを探しなさい!』 美樹は紗江子と奈緒美の肩を手をやりそう言った。 『自分は雅紀くんといい感じだから、そんな事言えんのよ!!』 『あら。わかっちゃった!』 なんておどける美樹。
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