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次の日、学校では紗江子と藍が昨日の話で盛り上がっていた。
藍は聖くんと番号を交換したと目を輝かせながら言っていた。
いつもは早くから来ている美樹が来ていなかった。
チャイムがなるギリギリになってようやく来た。
「おはよう。」
「美樹、遅かったね。」
美樹は目を少し腫らしていて元気もなかった。
美樹とは席が隣だから気になって聞いてみた。
「尚斗くんとケンカでもしたの?」
「…うん。」
「何があったん?」
「実は…」
どうやら電話でずっといい合いをしていたらしい。
原因は美樹があんまり女の子と仲良くしないで欲しいと言ったことが気に入らなかったらしくいい合いになったらしい。
彼女ならそう思うのは普通のことだと私は思った。
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