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しかし、彼女の表情は変わらずに笑顔だ。
いや、違和感を感じたのは、そう、部屋にだった。
「どうしたの? 突っ立っちゃって?」
「いや、別に……」
何だろうか、先程からずっと疑問が浮かんで来る。
気味が悪い。
ハルカといると? 何でだ、俺は彼女を信じたい。
裏切っている時点で信じたい等と口にするのも笑止千万なのにか?
もう、訳が分からない。
どうでもいい、現状でバレては居ない筈だ。ハルカのあの顔も随分と見ないんだ。
ああ、良い、これで良いんだ。
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