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長尾『今はっきりと思い出しました。確かに女の子を交番に送り届けたのは…この僕です』
運転手「やっぱりそうでしたか…」
長尾『でもそんな救うとかそんな大袈裟な気持ちじゃなくて…本当になんの気なしにした事で…だから、こんな高価なものはいただくわけには…』
と返そうとすると
運転手「いいえ。あなたは暗闇の中にいた娘に光を差し込んでくれたんです」
長尾『光を…?』
運転手「そうです。あなたにとっては忘れてしまうほどの小さな親切だったとしても…この子にとっては、人生を左右するぐらいの大きな出来事だったんです。」
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