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長尾『あの…鎌倉までお願いします』
少し歳をとった運転手だった
運転手「その前にお客さん。悪いけど免許証を見せてもらえるかね」
長尾『免許証…ですか?』
運転手「ああ…いやいや!!お客さんの歳のわかるものならなんでもいいんだけどよ」
長尾はコートから免許証をだしながら
長尾『あの…これってもしかしてウワサの"出題タクシー"ですよね?』
運転手「知ってるのかい。だったら話ははやいや。このタクシーは30歳の男の客しか乗せないんだよ。」
長尾は自分の免許証を渡した
運転手「長尾さん30歳ね」
免許証を返すと
運転手「よっしゃ!!合格だ。さぁ…乗りな!」
長尾はタクシーに乗り込んだ
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