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「あぁ、いる。
そんな時は本部に連絡を取って、応援を要請するんだ。
というかキミも援軍に来てくれたことがあるだろうが…。」
それは、夢をコントロールするシステム。
後にドリムコントローラと名付けられた代物だった。
発明当初は、それが何だ?といった反応しか受けられなかったが、ある研究者によって1つのアイデアが出されてからはこれが世界中の注目の的となったのだ。
「あぁ!あん時のってそういうことだったのか。
実は俺その時何も理由を聞かされずに行けって言われて、行ったらお前がいたんだよ。」
そのアイデアというのが、電子世界だった。
その案は新しく出来た国際平和の為の組織による採決で、賛成多数で批准された。
まずは研究の中心地であった日本に巨大なドームを建てた。
気候の変化を一切遮断する特殊なドームを。
「そうだったのか…。
本部長も人が悪い。ちゃんと説明くらいしておいて欲しいものだ。」
そのドームの中には、カプセル型のドリムコントローラが大量に設置された。
そう、現実の全ての人間を仮想現実にいざなうために。
「全く同感だ。
あの人ちょっといい加減だからな~。」
その後、人種宗教関係無しに世界中の人が集められドリムコントローラの中で眠りにつくこととなった。
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