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学校に着いた時、クラスでは数学をやっているはずなのに西条先生の姿がない。
「先生は!?」
近くの女子に聞いた。
「西条先生、休みなんだって。だから、自習なの」
「わかった。ありがとう。俺は休みって言っといて。」
そう言って、夜店に帰った。
「Mr.ZERO!先生は学校には来てませ…ん?先生!なんでココに?」
「Mr.ZEROにお礼をしに来たのよ。」
「お礼?」
「そう!この口紅を売ってくれたお礼。」
「でも先生…その口紅のせいで人を…」
「えぇ!殺したわ。でも、そのおかげでスリルを味わえてるわ。」
狂ってる。俺がそう言おうとした時、
「しかし、やりすぎてはダメですよ!やりすぎれば、あなたがやられますよ。」
とMr.ZEROが忠告すると、西条先生はクスッっと笑って言った。
「それもスリルがあっていいじゃない!私はこれで失礼します。」
「次は夜にお越しください。西条礼美さん。」
「たぶんもう来ないわ。欲しい物が手に入ったから…」
先生は扉まで歩いて行って俺に言った。
「じゃまた明日。学校でね!」
「は、はい…」
そして、先生は出ていった。
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