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次の日、俺は眠たい顔をしながら学校に行った。
「えー今日からこのクラスに加わる南太一君だ。みんな仲良くするように!」
髭を生やした先生がそう言った。影で生徒たちからヒゲと呼ばれてるらしい。
「南太一です。よろしくお願いします。」
そう言って自分の席に座った。みんな俺の事でヒソヒソ話をしている。
そんなこんなで時間が過ぎて最後の授業の数学の時間が来た。
「はい!みんな座って!」
女の先生が入ってきた。
「転入生君!立ってくれる?」
そう言われ、俺はしぶしぶ立ちかあがった。
「あっ!君、昨日の…。」
女の先生は、昨日夜店に来た西条礼美だった。
「あっ!ども。」
「えー先生知り合い?」
男子生徒が聞いた?
「ちょっとね!えーと…南君!ちょっと来て。」
「はい。」
そう言われ西条さんに連れられ廊下に出た。
「南君!昨日の事は黙っててほしいの。」
「なぜですか?」
「先生が変な店に行ったって噂がたつから…」
「分かりました。じゃ等価交換といきましょう。俺は先生が夜店に来たことを言わないので、先生は俺が夜店で働いてること黙っててください。いいですか?」
「わかったわ。それじゃ席に戻って。」
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