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そう言いながら店の扉を閉めて、部屋に戻って本を開いた。
俺は今、吸血鬼について調べている。
「吸血鬼とは、人や動物などの血を主食としている不死者であるか…。口紅塗ったくらいでなるわけないよな。」
俺はそう言いながらベットに潜り込んだ。
次の日の朝。外は土砂降りの雨。俺が起きた時間は確実に遅刻している時間だった。
「おはよう、太一。よく眠ってたな。」
起きてきた俺を見て言った。
「起こしてくださいよ!」
「無理無理!私もさっき起きたから。それよりもテレビか新聞を見てごらん。」
俺は机に置いてある新聞を見た。そこにはこう書かれていた。
“吸血鬼現わる!!”
今朝、某所で血を全部抜かれた死体が発見されました。死体には目立った外傷はなく、首筋に小さな穴が2つあり、そこから血が抜かれたと警察は判断した。
「Mr.ZERO!これってまさか…」
「そう!彼女がやったのさ。」
Mr.ZEROは俺にはっきり答えた。
「ほっといていいんすか!?」
「いいだろう、ほっといて。それに、まだ彼女はスリルを味わっていないだろうし」
その言葉を聞いた俺は急いで学校に行った。
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