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私(著者)は、小学校六年間の内の5年半。
中学校の3年間。
計8年半いじめに在っていました。
小学校に入ってすぐに、最初に友達になった二人の女の子がいじめを始めました。
一人は、家が文房具屋のマキちゃん。
もう一人は、近所では有名な個人病院の娘のユミちゃん。
私は、何故いじめられるのかわかりませんでした。 思い当たる事と言えば、小さな頃から書道を習っていて、担任の先生から書き取りを誉められた事がマキちゃんには気に入らなかったのかも知れません。
だって、彼女も書道を習っていて自分が一番巧いと思って居たから。
ユミちゃんはマキちゃんに引きずられる様に、私をいじめ始めました。
私をいじめてないと、次は自分が…。と言う不安があったのだと思います。
私が小学生だった頃は、今の様にいじめがニュースになる事はありませんでした。
いじめる子より、いじめられる子が弱すぎるのだと言う風潮でした。
だから、誰にも言えず黙る事しか出来ませんでした。もし、誰かに話しても信じて貰えなかったでしょう。だって、マキちゃんもユミちゃんも優等生でしたから。
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