―Prologue―

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そして更にもう一通。 From:三塚 広輔 Subject:Fw:Fw:Re:Fw:Fw:R.RPG 本文: >>日本の皆さん聞いてください! >> >>>皆さんの中から、愉しいゲ >>ームにご招待! >>> >>その名も『リアルロールプレ >>イングゲーム』! >> >>あなた自身がファンタジーの >>>>世界に行き >>ロールプレイングゲーム >>をするという >>とても画期的なゲームな >>>んです! >>ですが……参加出来るのはボク >>に選ら >>ばれた運のいい人だけで>>す! >>見事ゲームで勝つこ >>とが出来ると、お好きな >>願い事を一つ叶えられ >>ます!ヽ(≧▽≦)ノヤッタネッ >>しかし見事負けると… >>>>> >あなたも死体の仲間入りッ♪ >>>さぁ君もこのゲームに参加出 >>>>来るように祈ってみよう! >>>>>>>>>(* ^ー゚)ノバイバイ >>>>> >>>> >>五人以上に回さなきゃ殺します >>よ♪ 返信してこいよー(´・ω・`) しかとかよー(´・ω・`) とのこと。残りのチェーンメールも、この広輔からの返信しろメールだった。 「アホかお前は……」 全てのメールを適当に閲覧した後、丁度出来上がった肉じゃがをゆっくりと堪能した。 肉じゃがを食べ終わった頃には一日の疲れが押し寄せた。 もう寝よう。そう決めたら早いものでそそくさと煌は就寝準備をして、ベットに潜り込んだ。 久しぶりの早い就寝だったので、すぐに長い深い眠りに就くことができた。 ただ、この夜を境に、ゆっくりと。そして確実に運命は不幸へと向かっていることを、煌は、そして全世界の人々が知るよしはなかった。
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