二次元

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私は ご飯サンと肉マンが付き合いだした頃からその後まで、想いが強くなることはなかった   二人が別れても 想いが強くなることはなかった     変わりに、二次元への想いが強くなっていった   反比例するかのように       私は沼に飲み込まれるみたいに 二次元にハマっていった     元々、腐女子ではあった     でも、 乙ゲーにのめり込んでいき 同人や声優に詳しくなり キャラへの愛が増していった       すごかったなぁ…   と今でも思うょ       逃げて逃げて逃げていった   現実逃避しまくった     一時期は 「三次元の彼氏なんかいらない」 って言ってたほどだもんなぁ       本当は恋しいくせに         私が二次元に走ったのは 本当に現実逃避するためだ     乙ゲーは 好きなように好きな結末となるから     願った通り 思った通りになるんだもん   振り向いてくれるもん   甘い言葉を特別に囁いてくれるもん       満足してたんだょ? 二次元を愛すことによって満たされた日々のように感じたから         ただ何とも言えない         空虚感を感じていた
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