第2話

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大切な友達が死ぬてどんなに苦しくって悲しいことなんだろう。 俺には本当の友達ってのがいないと思う。今だに身近な人が亡くなったことがないから良く分からないし親戚とかに一度も会ったことがないから身内の人間の顔も知らない。なんとなく分かったことは父と母の親戚の関係が良好ではないくらいしか察することができないから… 「紘平くんはどう思います?」 「…」 「紘平くん?」 「あっ、えっ~と」 やべぇ。本番中だった。 「俺はですね~」 スタッフ、ギャラリーの視線で死ねるかもしれないと度々思う。 時々、俺は芸能界にむいていない人間だと …あれ? 俺って、…なんのために なんのために 居る? 唐突に不安になった。 俺はなんのたまに生きてる訳? .
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